坂本 庄研
マーシュ ジャパン
観光客の増加やグローバル化により、ホスピタリティ市場は拡大しています。
現在、旅行規制が定期的に変更される中、ホテルやレストランは需要の偏り、キャパシティーの制限、そして先行きが不透明な状況が続き、予算編成や財務計画の立案がより困難になってきています。ホスピタリティビジネスの長期的な回復には、新しいオペレーションモデルやテクノロジーの導入、安全性への配慮や消費者の関心の高まりなど、新たなトレンドを予測したデータ主導型のプランニングが必要となります。
ホスピタリティ業界の業績は市場や資産の種類に大きく依存するため、予測には個別にアプローチしていく必要があります。マーシュでは、800 名以上のホスピタリティ業に関する保険およびリスクマネジメントの専門家が、お客様がリスクを予測し管理するための保険プログラムの作成をサポートいたします。
ホスピタリティ業界は、数十のビジネスタイプからなる広いカテゴリーです。食事や宿泊、レジャー活動を提供するような営業形態がこのカテゴリーに該当し、具体的には以下のようなものが含まれます。
これらのカテゴリーに関連するリスクはそれぞれ異なるため、ホスピタリティビジネスでは、ゲスト、スタッフ、および事業者の財産、収益を守るために設計された独自の補償とリスク管理戦略が有効です。
ホスピタリティ部門に属する組織は、通常のビジネス保険と同様の補償が必要です。これには、火災、盗難、破壊行為などの従来のリスク分野や、財物の物理的損害に対する保険が含まれます。
しかし、以下のような、ビジネスモデルの独自の面に対する補償も検討する必要があります。
さらに、労災、酒類の提供・販売、サイバーセキュリティなど、包括的なリスクマネジメントを考慮する必要があります。ビジネスリーダーは、自社のビジネスモデルを評価し、脆弱性の中核となる領域を把握することをお勧めします。
レジャーと商用の両方に影響する、訪問者の行動、消費力、消費者の期待の劇的な変化は、今後何年にもわたってホスピタリティ業界に影響を与えることが予想されます。
消費者の安全やリスクに対する認識が変動し続ける中、ホスピタリティ業界が直面するリスクには、他にも以下のような分野があります。
マーシュのホスピタリティ専門のスペシャリストは、お客様が業界のリスクとトレンドを分析し、脆弱性のある領域を把握するお手伝いをします。当社独自の分析を活用し、お客様のビジネス戦略に適したリスクファイナンシングとリスク軽減のためのプログラムを考案します。
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