池田 康祐
マーシュ ジャパン
金融機関は、世界経済の先行きの不透明感が高まる中、急速に変化し、激しさを増す競争に直面しています。テクノロジーが従来の金融サービスや金融商品の提供に取って代わるにつれて、データ漏洩やサイバー攻撃の脅威が金融機関にとって問題になってきています。度重なる規制の変更やコンプライアンスコストの上昇がさらに問題を複雑にしています。
世界各地に在籍する1,100 名以上の金融業界の専門チームは、進化するお客様のビジネス環境をサポートし、理解し、評価することができます。そして、従来および新たなリスクに対するソリューションで、被害を最小限に抑えることを可能にします。
マーシュの金融機関部門は、革新的なリスクマネジメントとリスク移転ソリューションを幅広く提供しています。その範囲は、サイバーやプライバシー関連の賠償責任から、既存リスクである会社役員賠償責任、専門職賠償責任、犯罪、財産、災害および雇用者責任などに及びます。
当社の広い業界経験と独自の洞察に裏付けられた包括的なアプローチで、お客様の潜在的な損害の特定や、最適なリスク削減方法の決定をサポートします。
信用保険は、債務者が契約上の義務を履行できないという、金融機関にとって最大のリスクの1つを削減することができます。これは信用リスクと呼ばれ、消費者がローンの債務不履行に陥ること、または銀行が規制上の流動性水準を維持できないことなどが挙げられます。
テクノロジーによって業界が変化を続ける中、保有するデータと実行される取引の機密性を考慮すると、サイバーリスクは金融機関にとってますます大きな脅威になっています。サイバーリスクに対する具体的な補償と適切なリスクマネジメント・プランの導入で、サイバー攻撃や業務中断による脅威をより正確に把握、評価、管理することができます。
金融機関は、多くの場合厳しい規制下にあるため、法律やコンプライアンス上のリスクにも常に晒されています。従業員が犯したミスや不正行為、不適切な雇用慣行、規制違反による制裁から、取締役会や役員、そして企業そのものを保護するために、適切な各種保険契約を締結する必要があります。
今日、金融機関は、パンデミック、気候変動、新興テクノロジー、企業技術、地政学的リスク、規制リスクなど、数多くの新しいリスクに直面しています。金融機関は、レジリエンスに重点を置き、これらのリスクの特定と軽減に積極的に取り組む必要があります。そうすることで、競合他社との差別化を図ることもできます。
マーシュには高度なデータ分析ツールに裏打ちされた金融機関の専門家が世界で1,100 名を超えて在籍しており、お客様がこれらのリスクの影響を理解し、リスクの管理方法について十分な情報に基づいた決定を行い、トータルリスクコストを最適化するための取り組みをサポートします。
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